FAQ

Digital Platformerの技術はどんなものがありますか?
私たちは、SHIKIの他、地方自治体や金融機関向けに、分散型ID・VCの発行・管理サービスおよびデジタル通貨の発行・管理サービスを提供​しています。事例はこちら
SHIKIとは何ですか?
SHIKIは、ユーザーが自分のデータを完全にコントロールできるように設計されたサイバー防衛時代に対応する堅牢な証明システムです。金融機関やオンライン決済時の本人認証に利用されています。
KANとは何ですか?
KANはステーブルコインの発行をサポートする基盤であり、発行されたコインの価値を法定通貨に一致させて一定に保ちます。これにより、ビットコインやイーサリアムなどの他の暗号資産に見られる価格変動と無縁でいながら、ブロックチェーン由来の透明性と効率性を提供しています。
SHIKIを導入するメリットを教えてください。
IDの統合、認証機能の提供といったIDプロバイダとして基本的な点に加えて、分散型であることによるセキュリティの強化が見込まれます。またVCの利用によって、ユーザーに関する情報をサービスを跨いで共有することが容易になります。サービスプロバイダの意思ではなくユーザーの意思に基づく情報公開であるため、プライバシー面への配慮も組み込まれています。
預金型ステーブルコインとは何ですか?
私たちが提供するデジタル通貨は預金型ステーブルコインです。預金型ステーブルコインとは、通常の法定通貨に対して1:1の割合で価値が保たれるように設計された暗号通貨です。ステーブルコインはブロックチェーン技術を利用して直接取引を行うため、中間業者が不要となり、手数料が大幅に削減されます。
なぜカード決済ではなく、デジタルマネーに注目が集まってますか?
従来は国際ブランドカード決済の対応で十分でしたが、現状は、決済手段の氾濫、消費者ニーズの多様化から様々な決済手段に対応している必要があり、サービス提供者の負担が増加しています。預金型ステーブルコイン(預金口座に紐付いたデジタルマネー)を採用することで、これらの課題の改善が期待されているためです。
DPのソリューションを使用した実績を教えてください
事例はこちら
初期構築費用とランニング費用はどのくらいですか?
ご検討されている内容について、お気軽にご相談ください。最適なプランをご提案いたします。ご相談はこちら
分散型IDとは何ですか?
ブロックチェーンなどの技術を用いた新しい形のデジタルIDです。企業が個人情報を保存して扱う従来のしくみと異なり、DIDとも呼ばれる分散型IDでは、個人が自身の情報を自らコントロールできるという特徴があります。
ブロックチェーンとは何ですか?
デジタルデータを安全かつ透明に管理するための分散型データベース技術で、中央管理者が存在しません。データベースはネットワーク内の複数のノード(コンピュータ)によって共有され、管理されます。このため、セキュリティが高く透明性があり、さらに取引のスピードが向上するなどの多くのメリットがあります。
VCとは何ですか?
VCとは、Verifiable Credentialの略で、デジタル形式で提供される証明書や資格情報であり、その信頼性と正確性を検証できるものです。例えば、運転免許証、学位証明書、職務経歴書などがデジタル形式で発行され、検証可能な形で保存されます。私たちはVCを分散型ID(DID)と結びつけることで、堅牢な証明システムを提供しています。
MPCとは何ですか?
MPC(Multi Party Computation)はデータを暗号化したまま計算を行う秘密計算技術の一種です。ユーザーは自身の持つ個人情報をMPC上に保存、さらにそれを使った計算を実行させることができる一方、第三者はもちろん、サーバーの運営者すらもこの個人情報を見たり変更することが物理的に不可能になるという手法です。
DID/VCは未完成の技術ではないのですか?
DID/VCは黎明期の技術であり、W3C、IETF、OIDFをはじめとする国際標準化団体にて仕様が完全に統一されていない状態です。現時点で当該技術を使用したサービスを提供する際には、データの流通規格にて仕様の差異が発生し、本技術を活用したサービスの普及の課題となっています。そこで、国際標準化団体の動向を参照しつつ、VCの発行や検証といったプロセス毎に、論点及び解決の方向性を精査しています。具体的なユースケース毎に、会員企業各社で相互運用性を実現できるよう技術選定における共通基準を設定していきます。
SHIKIは、外部サービスとの連携は可能ですか?
連携用のAPIやOIDCに沿ったハブシステムも提供しています。
SHIKIが、コンソーシアムチェーンを採用している理由は?
私たちは、必ずしもパブリックであることがセキュアであるとは考えていません。パブリックチェーンにおいて誰もが参入できることは分散性を高めていますが、同時に、多数のノードさえ用意できれば決定を覆せる可能性を含んでいます。組織体制によるガバナンスと、決定権の分散化という両方の要素を組み合わせたコンソーシアムチェーンは、システムの堅牢さを求める上で一つの選択肢と言えます。
ブロックチェーンを使うことでコストは低くなりますか?
IDプロバイダとしての機能を満たすだけであれば、ブロックチェーンはオーバースペックで高価と言えます。ただし、外部からの攻撃でIDを奪われたり、管理者による不正利用への対処を考えたとき、そうした問題が起こりづらい構成をあらかじめ取っておくことはコスト上の効果があると見ることができます。
ノードの参加者は誰ですか?
各種分散システムのノードは、現時点ではDigitalPlatformerが所有しています。これらを分散配置し、特定の1主体が決定権を持たないよう取り組みを進めているところです。
なぜSHIKIはセキュリティが高いのですか?
一般的に、企業が提供する認証システムでは、ユーザーの個人情報は企業のサーバーで管理されます。このサーバーがサイバー攻撃の対象になるほか、企業自身が不適切な扱いをする可能性も残されています。SHIKIでは分散型IDを提供するとともに、個人のデータを端末に保存することで、セキュリティ向上とプライバシー保護を実現します。
ブロックチェーンはなぜ分散性・信用性が高いと言われていますか?
ブロックチェーンでは権限を与えられたユーザーのみが真にデータを更新可能であり、例えサーバーの運営者であってもデータを勝手に書き換えることはできません。これは従来のデータベースにはない特性です。このことは様々な運営者がサーバーを稼働させることによって実現されており、同時にシステムの可用性向上にも寄与しています。
セキュリティ保護の目的でブロックチェーン技術をどんなエンタープライズでも採用できますか?
ブロックチェーン上にデータを保存する場合、そのデータはサーバーの運営者であれば全て閲覧することができます。また、ブロックチェーンにおける分散性は、サーバーの運営者として立場の異なる主体に参画してもらうことで初めて意味が生まれます。主にはこうした特性がメリットとなるかで検討することができます。
SHIKIでは、このサービスはどのようにして個人のデータを保護しますか?
ユーザーの個人情報はそれ単体では意味を持たないデータ片へと分割され、MPCノード群へと保存されます。MPCノードの運営者はデータ片を閲覧したとしても元データを推測することはできず、万が一このノードが攻撃されてデータを読まれたとしても、同様に攻撃者は元データを推測することはできません。データの所有者であるユーザーだけがこの情報を復元することができます。
SHIKIサービスを利用するためには何が必要ですか?
顔認証を扱うため、カメラ付きのスマートフォンやPCが必要になります。認証プロセス実行のためにはインターネットに接続されている必要があります。
サービスのインフラはクラウドベースですか?
はい、これによりクラウドサービスが備えるセキュリティ強化の機能をサービスに接続することができます。
SHIKIは既存のシステムと統合できますか?
はい、既存のサービスにおいて分散的IDとVCの利点を組み込めるようSDK形式で開発しております。